ここでは、2002年末に訪れたハウステンボスについて紹介しています。レンガが時を経て味わいと落ち着きを醸しだしていました。3度目にして初めてフリーシアンホースを見ました。

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 出発

ハウステンボスに行ってきました。これはカミさんがずいぶん前から
予約してあったものです。クレジットカード会員限定で早期に申し込む
と、抽選で割引になるというものに当ったのです。旅行社が用意する格
安のものと、どちらが安かったのかは判りませんが、会員扱いで気持ち
よく対応してくれました。
 
 時期的にはクリスマスと新年のカウントダウンの間にあって、休みに
入っていながらそれほど混んでいない感じでした。混んでいたのは行き
の飛行機です。9時羽田発のJALだったのですが、手荷物のチェックに4
0分くらい並んだのです。同じグループのJASのほうは最後尾はここです
と整列させていたのに、JALのほうはどこが最後かわからない状態でし
た。
 
 やっと搭乗口にきたら、7時55分発の飛行機がまだ搭乗中でした。
そういえばJALの職員が行列の中で探してました「7時55分発のお客
様・・・」って、まだ見つからないのかな?これは長くかかりそうだか
ら、立ち食いのうどんでも食べてこようっと。ついでにデジカメの電池
とスマートメディアを買って戻ってきたら、搭乗が始っていた。あぶな
いあぶない。
 
 出発時刻を1時間も遅れてジャンボに乗り込むと、滑走路まで飛行機
が走る走る。羽田は発着が多いのでターミナルビルから見える滑走路は
主に着陸専用らしい。離陸はビルや道路の反対側の滑走路、そこまで自
走する。滑走路に着くと前が詰まってるんだな。6番目なので10分ほ
どお待ちくださいとのアナウンスがあった。
 
 ジャンボだよ?空母から戦闘機が出てくみたいに2分と空けずに飛び
出していくんですかい??
 
 3機でたところで次のが滑走路に出ないなあと思っていたら、出られ
ないわけだ。着陸態勢で空から突っ込んでくるんだもの。そうこうして
いるうちに、われわれのジャンボの後にも続々と並ぶじゃないですか。
 
 マイッタネ。

画像はオランダ王宮を模して作られたパレスハウステンボスです。
 










 曲技団

長崎空港で手荷物を取りに行くと、航空会社でちょいとした手違いが
あった。羽田のチェックで引っかかった五徳ナイフ(栓抜きとか付いて
るあれです)が、乗務員預かりで到着した空港で渡してもらうことに
なっていたのだけれど、着いてない。
 
 何かのおまけでもらった(ゼンゼン切れない)もので、鞄に入れて
あったことさえ忘れていた(だから引っかかった)ものなのに、何度も
頭を下げて「後日自宅にお届けしますが宜しいでしょうか?」というか
らそうして下さいと言ったら、ますます恐縮していた(この人のせい
じゃないのに)。
 
 ちゃんと「元日の朝」に佐川急便で届きましたよ〜!。こんど乗ると
きは持ってかないからね〜!!。
 
 ハウステンボスまではバスか船で行くのだけれど、バスで行くことに
した。カミさんが熱っぽいので、このうえ船酔いまでしたら困るから。
船も良いんですよね、着くと桟橋でハウステンボスの職員が迎えてくれ
る(人がいる・いないの差なんだけどね、気分の問題!)。
 
 バスの中ではすっかり寝てしまって、とうとう着いた。入り口を入国
島、出口を出国島と呼ぶんだった。「入国」の前にホテル受付(そうい
う小屋がある)へよってパスポートやクーポン券を受け取り、荷物を預
ける。今回泊まるのは、フォレストビラという別荘地みたいなところ。
そこへ荷物を届けてくれるのはありがたい。
 
 昼食は空港で済ましていたので、何から見ようか?と言っていると早
速カミさんが中国南京少年少女雑技団のショーを見つけた。途中からで
も入れるようなので席を見つけて見物。雑技の合間にボディビルのよう
な決めポーズをとるのが、なぁーんか変(?)。技が決まると1000人近
い観客から、オーッという声が上がる・・まるで「ちびまるこちゃん」
の世界だ。
 
 フィナーレの皿回しは豪華だった。初めから一人8枚の皿を回した美し
い女性たちが30人はいただろう。皿を回し続けながら軽業を次々に披露
する。とちゅうで一人が皿を落としてしまったが、機転を利かせた仲間
が演技を続けて途切れることは無かった。
 
 パスポートにはホテルでワンドリンクサービスが付いていると言うの
で、イチバン高級そうなホテルヨーロッパのアンカーズラウンジでお茶
にした。ピアノとバイオリン、クラリネットの生演奏をやっていた。バ
イオリンの白人が演奏しながら歩き回っている、隣のテーブルでリクエ
ストがないかたずねていた。こっちに来たらどうしよう(汗)ローレラ
イでも頼もうか・・・発音難しそうだな。
 
 しかし、ビートルズの曲(イエスタディだったと思う)を弾きながら
向こうへ行ってしまったので心配することは無かった。ビートルズをリ
クエストをするとは、なかなかやるな・・・。
 
 「藤城清治 影絵展」をやっているパレスハウステンボスに行った。
影絵は、なぜかとても懐かしい。NHK専属だったこともあるそうなので、
小さいときに見ていたのだろう。ケロヨンやもぐちゃんの人形もあっ
た。このデザインも手がけたという、なんだか懐かしすぎるぞ(ウルウ
ル)。
 
 このパレスハウステンボスは、オランダのベアトリクス女王が住まわ
れている宮殿の外観をコピーしたものだそうです。特に庭は、本国では
着工されなかった部分を、残っていた図面から作った「幻の庭園」であ
るとか。またこの期間だけ特別にライトアップもあるというラッキー。
 
 フォレストビラでチェックインしコートを着込んで、ライトアップさ
れた庭を散策。バタヴィアキッチンというカフェテリア(あるいはデ
リ)で山菜おこわなど適当に食べていると、ドリームインザスカイとい
う花火とレーザー光線のショウが始った。


 画像はライトアップされた庭園


 フォレストビラ

フォレストビラは、「ファミリーやグループでのご宿泊に最適な2階
建てのコテージ」ということだが。私が言うと中に島がある池の周りに
建てられた2軒長屋の群れである。
 
 暗くなってから着いたので判らなかったが、環境に良くなじんだ絵に
なる建物群だった。部屋は1階が居間と台所、トイレと風呂は別々、2
階は寝室が二つとトイレ。台所は居間の折戸を開くと、流しと電熱コン
ロ、小さな冷蔵庫が出てくる。鍋は無く小さなヤカンがかかっている。
寝室も折戸を開くと洗面台や冷蔵庫がそれぞれ隠されている。

 暖房は良く効いていたしキレイだ。居間においてある籐でできた揺り
椅子が気にいった。池の白鳥を見ながら一日座っていたら・・・老人に
なってしまう?。ちょっと気がかりは、食器棚の奥にあった殺虫剤のス
プレー。夏に利用する場合は覚悟がいるのかも・・・・。
 
 風呂に湯をためて、バラの香りの入浴剤を入れてあたたまった。洋式
の風呂なんだがシャワーカーテンが無い。だいたい、シャワーは風呂桶
の外についてる。日本式に洗い場で流せるのだな。ひとり入るごとに湯
を捨てるよりは、節水になるという発想なのかもしれない(あるいは単
なる和洋折衷か)。
 
 二日目の朝は子供が起きるのを待って、フォレストビラ周辺を散策し
た後、バタヴィアキッチンで刀削麺やおでんを食べた。刀削麺は、丸め
て大根のようになった麺の生地の表面を、包丁でサッサッと削って湯の
中に飛ばして作る麺。味噌味とトマト味があった。トマト味は、いり卵
が入っていて、オムレツやチキンライスのような香りでうまかった。
 
 戻ってチェックアウトして知ったのだけれど、フォレストビラで自転
車が安く借りられたのだ。正午から正午までの24時間ということなの
で、あと1時間しかない。園内の貸し自転車(3時間)を借りて走り回
ることにした。
 
 しかし、2人のり自転車は結構難しかった。オランダの街並みをまね
てレンガで舗装してあるから、ゴツゴツと乗りにくい。だいたい乗り物
に乗って歩道を走るなんてのは「日本だけの蛮行」と言われているそう
ですから。このような場合は車道を走るべきなんだが、行きたい方向に
車道が無かったりする。
 
 風車やいくつかの施設を回ったあと、チーズフォンデューを食べよう
と店に入ったら2階のレストランは閉まっていた。1階のファースト
フード店で、チーズフォンデュー風の食べ物(フランスパンをくり抜い
て熱いチーズが入ったものに、肉や野菜をつけて食べる)とビールを
とった。
 
 さらにいくつか回って自転車を返し、こんどはステーキを食うぞと
思ったが、時間が無いのでやはりカフェテリア風のところでハンバーグ
セットとビールにした。運河沿いの見晴らしの良いグラスハウスだっ
た。
 
 なぜ時間が無いかと言えば、2泊目は園外のチューリップホテルに宿
をとってあったからだ。食べ終わると出国島を出て、ホテル受付に届い
てる荷物を背負いスタコラ歩いていく。ううむ、何にも無いぞ方向を間
違えた!!!。
 
 駅への道を進んでいったのだが、これが反対方向だった。戻るのも癪
なので、川沿いの遊歩道をスタコラ歩く。街路灯の1本も点いていない
が、歩ける程度には明るい。結果として8000台入るという駐車場を
大きく迂回したような形になった。
 
画像はフォレストビラ


 フリーシアンホースとの出会い

 チューリップホテルは観光ホテルというよりも、ビジネスホテルだっ
た。前日のフォレストビラがあまりにも良かっただけに、いっそう狭く
感じた。疲れ果てて風呂にも入らずいつしか寝てしまった。
 
 バイキングの朝食がついていたのは大助かりだった。新鮮な地卵や味
付け海苔、味噌汁(白味噌)、梅干・・・日本の朝ごはんだあ!!!。
 
 今日もハウステンボスに行く?一応聞く。パスポートは昨日で切れて
いる。1000円で再入場できるというが、バイオパークも近くにある。帰
りの飛行機が4時ごろだったからあまり長居はできない。交通機関を調
べるのが面倒になってきた・・・再入場だ!。
 
 荷物は、一つにつき500円でホテルから空港まで送ってくれるとい
うが、5つで2500円かぁ。ハウステンボスのコインロッカーを使う
ことにして持つ。こんどはシャトルバスですぐ着いた。
 
 帰りのバスを確認して、コインロッカーへ。バス亭の時刻表には飛行
機の時刻表もついていて、14時32分発のバスに乗れと書いてある。
しかも、この日(大晦日)は渋滞を避けるために乗り場が変更になってい
る。ここから10分歩いた駅の先だそうだ。コインロッカーは500円
の大きな箱に、荷物をすべて押し込んだ。
 
 さて、再入場したもののパスポートは切れているから、よっぽど入り
たいものか、パスポート関係なしに料金がかかるものにしようというこ
とになった。気球だ!あれ乗ってない!!別料金だ!!!
 
 行ってみると、並んでいて2時間待ちという札が下がっている。時間
がないからパス、そのうしろで馬が見えるので行ってみる。先着30名
に限り乗せてくれるという。下の娘が乗りたいというので順番待ちす
る。
 
 知られていないのか、あまり人が来ない。詳しくないのだけれど、サ
ラブレッドではないことは確かだ(足が太い)、ということはアラブ
種?ちがう気がする。どことなく気品があるように思う。全身真っ黒で
尻尾が長くチリチリだ(ソバージュ風?)。
 
 オランダ産のフリーシアンという種類で、絶滅の危機にあったがオラ
ンダ王室の保護により種を保っているそうだ。紀元前2000年に飼育
されていた馬の化石と殆どかわらないという。古い種であるらしい。
 
 ギリシャ神話の馬はこういうのかもしれない(重い鎧や兜をつけた兵
士がサラブレッドみたいな細い足の馬なんか乗ってられない!?)。
 
 柵のなかの1頭に近づいて見ると、向こうもこっちを見ている、優し
い目をしている。鼻面をなでてやるとおとなしくしてる。気に入られた
ようだ。気に入りついでに手の甲をぺろぺろ舐めてきた。横で見ていた
オバちゃんが「ちゃんと歯を磨いてきなさいヤニだらけじゃないか」と
冗談をとばすと、急に元気が無くなって半歩下がって寂しそうな目をし
ている。「あら、聞こえちゃったイジケちゃったみたいよ」。
 
 (冗談だよ、おまえはきれいな馬だよ)そう声に出していってやれば
良かったかもしれない、向こうへ行ってしまった。まあ、今度からは舐
めたりしないだろう。
 
 馬車もいろいろ置いてあった。今も王室で使われているものと同じ型
というのは、シンデレラのお話に出てくるような大きな馬車。真っ白な
ウェディングクーペというのは、エンジンつければクラシックカーだ。
その昔、自動車を「馬なし馬車」と呼んだという話を思い出した。最近
作られたものだろう、ブレーキは油圧式だった。
 
 この日は、たまたまウェディングがあるというので幌がオープンにな
るタイプの馬車に馬がつながれていた。これは100年前のものを大事
に使っているのだという。
 
 下の娘がご機嫌で戻ってきた。「おー」っていう名前で王様の乗る馬
なんだって!!。スゴイスゴイ!!
 
 のんびり馬など見ていたが、それはそれで良かったような気がする。
気球はまだ並んでいたが、運転中止になっていた。見ると風をくらって
傾きながら降りてくるところだった。
 
 いろいろ買い物をして、昼飯を河童というところで食べた。メニュー
は握りずしか、海鮮ちゃんこしかない。海鮮ちゃんこなるものを頼ん
だ。鍋なのに取り皿が無い、温まってきたら入れてくださいと言われた
ちゃんぽん麺を鍋にいれて、その皿にとって食べた。
 
 ゆっくりしていたらバスに乗る時刻だという。それーーと、早足で歩
き上の娘に地図見ろというが、まったく方向を示さない。広場を突っ
切っていくと「アニーおばさんのチーズケーキ」の店が立ちはだかって
いる、この方角なんだがなと店の中に入り、反対側の出口を見つけて通
り抜ける。このまま一気に運河沿いを歩く、カウントダウン目指してお
客がぞろぞろ入ってくる中をどんどん逆行する。
 
 ロッカーから荷物を出して、詰め替え、駅に向かって歩く。昨夜たく
さん歩いたので間違いない、こっちの方角だ。駅を通り抜けて国道のバ
ス停には10分前に着いた。予定通りである!
 
 
 
 と、まあこんなところでした。
 
画像はフリーシアンホース






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